2010年12月1日水曜日

「おぢばの学生がんばってます!issue4」(網干月報より)

パチャポーン・スワンナアート(オー)さん
天理教語学院おやさとふせこみ科
立教173年度生/直轄/ようぼく


 天理教語学院(以下TLI)を今春卒業し、難関のおやさとふせこみ科に見事合格。現在、教理研鑚と語学のより深い習得に、日々邁進。今回は、布教実習で路傍に立つオーさんを特集。2回目の登場です。
 おぢば便り「おぢばの学生がんばってます!」デスクでは、オーさんの記事は、今年6月1日号8頁に特集した。その時の原稿にも特筆したが、我々は、「おやさとふせこみ科」を単に語学学校(当然、天理の学び舎と理解した上でのことだが・・・)と思い誤っている節があるように思う。
 今春彼女が卒業した天理教語学院の一年目は、そのほとんどの科が、語学勉強を中心にした課程ではあるが、同校を卒業し、再び試験に合格して通う「おやさとふせこみ課」は、日本語の研鑽は当然のことながら、福祉体験実習(障害者福祉施設への慰問活動)、境内掛実習、教理研究諮問会、教会実習、路傍講演などがある。
 網干ブログでは、夏の日帰り実習となった大阪での路傍講演の様子が掲載されているが、オーさんは小班のリーダーに推薦され、3年前には、まったく話すことができなかった日本語で原稿を書き、暗記した上で、路傍に立った。
 また、先月の11月5日~12日の一週間、実地研修として、兵庫教務支庁に寄宿、同支庁内にある布教の家兵庫寮生(女子寮)と共に、神戸の町を布教に歩いた。

 「天理時報」紙面を抜粋すると・・・

早朝5時半。実習の一日は、寮生とともに取りかかる、教務支庁の神殿や庁舎内の清掃に始まる。期間中は寮生と同じスケジュールをこなすのが基本だ。朝づとめ後、パンの耳とコーヒーのみの朝食を済ませた学生たちは、身支度を整えて参拝場に集合。6人の寮生も加わり、座りづとめと十二下りのてをどりまなびを勤めた。
 寮生1人に学生2人を基本に組まれたグループごとに屋外へ。まもなくスタッフを含めた全員が輪になり、「教祖が見ているー!」と声をそろえて天を指差した。学生たちが親里を出発する直前に決めた合言葉だ。

・・・実習は21人、出身は10カ国。

 広報部記者が、慰問も兼ね訪ねたのは、11月7日の午後8時ごろ。ちょうど月一度の布教の家寮生に対する教区長講話日と重なり、おやさとふせこみ課の全研修生もおしこみの時間となっていたため、勇姿を見ることなく、お土産だけを託けての退散となってしまったが、研修後、詰所で聞く、彼女の話や、実習の厳しさと仲間や寮生との楽しんだ時間を、ゼスチャーを交えて語る姿に、語学の勉強のため・・・ではなく、信仰者としての熱い思いを感じさせていただいた。

がんばれオーさん。がんばれおぢばの学生!

 おやさとふせこみ課の兵庫教務支庁での「布教実習」は、「天理時報」11月21日発刊第4207号2面に記載。